プロポリス全般(知識)

プロポリスにはフラボノイドなどの成分が豊富に含まれる|プロポリスの効果と作用

プロポリスに含まれる有効成分


"万能薬"のように効くプロポリスの秘密

現代医学では決定的な治療法がまだ確立されていないガンや肝硬変、リウマチなどの難病をはじめ、生活習慣病(成人病)など様々な病気や症状にプロポリスが効果を発揮した例をあげればきりがありません。
まさに、万能薬といえるような活躍ぶりです。
普通、薬(西洋薬)というのは、ある特定の症状や病気にはよく効いてもそれ以外の症状には効果はありません。
風邪をひいたときに、いくら胃薬を飲んでも風邪が良くなるわけではないのです。
しかしプロポリスの場合は、胃の調子が悪い人が飲めば胃の調子がよくなり、風邪をひきやすい人が飲めば風邪をひきにくい体質になっていきます。
これは本当に不思議なことのように思えますが、プロポリスがどういうもので作られているかを知ると、おそらく納得していただけると思います。


プロポリスには多彩な有効成分が含まれている

まずプロポリスの構成物を見ていくと、ミツバチが採集してくる樹本の種類によって多少の差はあるものの、次の5つの成分に分けられます。

・樹脂・膠質 約50パーセント
・ろう分 約30パーセント
・精油 約10パーセント
・花粉 約5パーセント
・各種有機物およびミネラル物質 約5パーセント

これらは天然の材料を原料にしているだけに、さまざまな物質がその中には含まれています。
化学的に合成された薬とは、そこがまったく違うのです。
このプロポリスの成分をみていくと、有効成分だけでも多種類のものが多彩に含まれているのです。

そして、そのなかには極めて優れた薬理効果を発揮するものが沢山あります。
このように、多種多様な有効成分が含まれているということが、プロポリスの効果が多彩でしかも高い効果を発揮する源になっています。


プロポリスの成分を分析すると…

プロポリスそのものはゴム質と、樹脂や香油が集まったものです。
ミツバチがマツ、モミ、ポプラなどの針葉樹や、ヤナギ、トチノキ、カバ、スモモ、ユーカリ、カシなどの木の皮から持ち帰ったものを、蜂ロウや自分の唾液と混ぜ合わせて作ったものです。
寒いと固くなって割れやすくなりますが、20℃以上でやわらかくなり、65℃以上では溶けてしまいます。

プロポリスの組成(割合)は、取れる場所・時期やブレンドの状態などによって組成が多少異なります。
現在までに数多くの成分が分析され確認されていますが、まだまだ分析できないものが多数あります。
なお、主要な成分はフラボノイドです。
ではフラボノイドとはどんなものでしょうか?
豆などの穀粒で説明すると分かりやすいので、それを例にとりましよう。
穀粒が芽を出すと、まず水分を吸収して膨れます。
次に、ある物質を周りに出して、周囲の水を黄色がかった色に変えます。
このとき出た物質が、フラボノイド配合体(フラボノイドを中心としたもの)といわれるものです。

プロポリスはこのフラボノイドがあるから効くのだといっても、過言ではありません。
フラボノイドにはビタミンPが多く含まれています。
このビタミンPには血管を丈夫にする作用があり、血管がもろくなって出血するのを防ぎます。
例えば脳には沢山の細い血管がありますが、この血管がもろいと、血圧が少し上がっただけでも破れてしまい、すぐに命を落とすこともあるのです。
ビタミンPはビタミンCと共同して血管を強くします。
さらに、ビタミンPには脈拍数を減らす作用もあるので、心臓の高ぶりを安静にしたり、放射線障害にも有効です。

さらに、プロポリス中のビタミンPにはケルセチンという成分が多く、これは細胞の異常な増殖を抑える働きがあります。
モスクワ大学のヨイリチ教授は、ビタミンPの効果について、ある動物実験を行いました。
体重500gの動物に、20マイクログラム(100万分の20g)というほんのわずかな量のルチン(ビタミンPの一種)を与えただけで、血管の抵抗力が76%も強くなったと報告しています。

ところで、ミカンなどの柑橘類にもフラボノイドが含まれています。
実は黄色やオレンジ色はフラボノイドがつけている色なのです。
それならミカンなどを食べるという人もいるでしょう。
しかし、プロポリスに含まれているフラボノイドの量は圧倒的に多いのです。
プロポリスには約20種類ものフラボノイドが含まれており、フラボノイドの量もオレンジ(柑橘類)よりもはるかに多いのです。
ですのでフラボノイド中のビタミンPも、柑橘類よりはるかに沢山含まれていることになります。
さらに最近の研究では、フラボノイドに抗菌作用があるだけでなく、のど、舌、口内炎、胃潰瘍、腸炎、歯肉炎、インフルエンザ、カゼ、鼻や気管など粘膜の炎症にも良いことが確かめられています。

■プロポリスの組成
(ただし、とれる場所、時期、ブレンドの状態などで多少異なる)

樹脂及び芳香油………………50~55%
(樹脂成分は、シンナミルアルコール、ケイヒ酸、タンニン酸など)
(芳香油は、テルペン系物質、ベンズアルデヒドなど)
ろう……………………………20~30%
揮発油または精油……………10%
各種の有機物及びミネラル…5%
花粉……………………………5~25%
(たんぱく質、糖、各種ビタミン、必須アミノ酸などを含む)

(現在までに上記以外にも数多くの成分が分析され確認されているが、その主要なものはフラボノイドである。

■―般的成分

(a)有機酸類:安息、香酸、没食子酸
(b)フェノール酸類:カフェー酸、桂皮酸、フェルラ酸、イソフェルラ酸、P―クマル酸
(c)芳香族アルデヒド類:バニリン、イソバニリン
(d)クマリン類:エスクレチン、スコポレチン
(e)フラボノイド:フラボン、アカセチン、クリシン、ペクトリナリゲニン、ピノセンプリン、テクトクリシン
フラボノール:ガラーガ、イサルピニン、ケヌフェロール、クエルセチン、ラムノシトリン
フラバノン:ピノストロピン、サクラネチン
フラバノノール:ピノバンクシン
(f)ヨード

これは、プロポリスに「細胞膜を丈夫にする」「細胞全体の働きを活発にする」「ウイルスや細菌に強い組織を作りだす」「発がん促進物質(発がんプロモーター)を弱める」などの作用があるからです。
また、筋肉を動かすエネルギー源(ATP)を長く保持できる作用があることが認められているので、疲れた体に活力を与え、溜まった乳酸などの有害物質を外に出す役目もします。
ATPが不足すると尿酸が増え痛風の原因になったり、動脈硬化を早めるのです。

この他、フラボノイドには神経組織の副交感神経をリラックスさせる抗ストレス作用もあります。
抗菌作用を生かして、欧米ではプロポリス入りの歯磨き粉、日本ではフラボノイド入りのガムが発売されています。
なお、森林から抽出されるテルペン系物質(シトロネラールなど)やリグニンもガンに効きますが、実はこの物質もプロポリスに含まれているのです。
テルペン系物質は樹木の香りや樹液に含まれるもので、ガンや潰瘍で壊された細胞を修復する作用があります。
例えば、胃の粘膜が自らの胃酸に侵されて胃潰瘍になったときでも、テルペン系物質は胃粘液の主役づくりに手を貸したり、胃酸を中和する手助けをしてくれるのです。

さらに、プロポリスにはカロチン(体の中でビタミンAに変わる物質で、カロチンの全部がビタミンAに変わるのではなく、カロチンも独自の有効な働きをすることが、最近判ってきた)も含まれていますが、これは細胞膜を強化して、ガンができにくい状態にするものです。


プロポリスに含まれるフラボノイド

プロポリスの有効成分として、まず注目されるのがフラボノイドです。
「ポリフェノールが健康にいい」というのはどこかで聞いたことがあると思います。
赤ワインに含まれるポリフェノールが動脈硬化を防止し、心臓病や脳卒中などに予防するという研究発表が世界的によく知られています。
赤ワインブームが起こりましたが、そのおかげでポリフェノールという言葉が一般の方にもすっかりお馴染みの言葉になってきました。
このポリフェノールは、多くの植物に含まれている物質の総称です。
これには色々な種類があり、その一つがここで取り上げるフラボノイドの類なのです。

フラボノイド類もまた種類が多く、現在約2千種類以上もあるといわれています。
例えば、お茶に含まれているタンニン(苦み成分)もフラボノイドの一種です。
植物性食品に含まれるフラボノイドの例をあげてみます。
この中で、フラボンは、もとはギリシア語の”黄色の”という意味で、アルカリ性で黄色に発色します。

また、アントシアニンは赤い色素成分です。
このように、フラボノイドは、花や果実の色素、苦み成分だと思っていただければわかりやすいでしょう。

そのフラボノイドが最近大きな注目を集めているのは、様々な有用植物の成分を調べたところ、フラボノイドの中に優れた薬理効果を発揮するものがあるということが判ってきたからです。


漢方薬にも見られるフラボノイド

ポリフェノールやフラボノイドが医学的に注目されるようになったのは比較的最近のことですが、実は昔の人達は経験的にその薬理効果のことを知っており、何千年も昔から有効に利用してきました。
例えば、漢方方剤によく使われる葛根、黄ごん、阿仙薬、山査子、ベニバナ、陳皮、エイジツなどは薬理作用のあるフラボノイドを含む生薬として有名なものです。

ただし、2千種類以上あるフラボノイドの類の全てにこうした薬理作用が認められているわけではありません。
今のところ、薬理作用が確認されているフラボノイドの種類は限られています。
研究が進めばその種類はもっと増えていくと思いますが、漢方生薬をはじめ世界各地で民間薬として利用され続けてきたものには、薬理作用のあるフラボノイドを含んだものが多いのです。
このように”天然の薬”として利用されてきたフラボノイドですが、プロポリスにはこのフラボノイドが多量に含まれているのです。


プロポリスはフラボノイドの宝庫

プロポリスは、ミツバチが集めてきた花の蜜や花粉、樹液などから作られています。
つまり”原材料”そのものが、植物の中でもフラボノイドが多く存在しているものが選ばれているのです。
ですので、プロポリスの成分中にフラボノイドが多く含まれているのは当然といえるでしょう。

ブラジルのミナス・ジェライス州産プロポリスのフラボノイド量を測定したものはどれも、100mlあたり2000mgを超えるフラボノイドが含まれています。
この数字がいかに大きなものか、例えばポリフェノールが多く含まれているといわれる赤ワインと比べてみましょう。
赤ワインに含まれているポリフェノールの量は、多いもので1mlに3.0~3.5mg程度、少ないものだと1.5mg程度です。
これを100mlあたりの数字に直すと、多いもので300~350mg、少ないもので150mgになります。
つまり、プロポリスのフラボノイド量は赤ワインより一ケタも多いのです。

プロポリスはまさにフラボノイドの宝庫といえますが、プロポリスが人の健康に素晴らしい効果をもたらしてくれるのも、この豊富に含まれるフラボノイドのおかげだと考えられるのです。
プロポリスに含まれているフラボノイドは、量・種類ともに非常に豊富です。
これは、さまざまな植物からミツバチがせっせとフラボノイドを集めてきてくれたおかげですが、プロポリスの大きな特長は、まさにこの“フラボノイドの宝庫”という点にあるといえるでしょう。

ただ、どんなフラボノイドが含まれているか、その種類は原材料である植物によっても異なってきます。
たとえばヨーロッパ産のものと、ブラジル産とではフラボノイドの種類に違いが見られます。
しかし、フラボノイドの種類が違っていても、一概にそれだけでは優劣はつけられないようです
結局のところ、品質の高さと、品質管理がしっかりしていて信頼できるものかどうかが、プロポリスの効果を左右しているようです。


プロポリスの有効成分の抽出利用について

最近、プロポリスの薬理作用に注目して、含有成分のうちの特定の有効成分のみを抽出して、それを医薬品として西洋医学的に利用しようという動きがあります。
しかし、このようなプロポリスの利用法には疑問を感じます。
プロポリスは自然のままの状態のときにおいて最も相乗作用が働き、薬理効果を期待できるのであって、いろいろと人工的に手を加えるほど、その効果は薄らいでいくと考えられるからです。

また、西洋医学的に有効成分だけを抽出したり合成したりすると、薬の一面だけの作用が強くなりすぎ、副作用の弊害を生み出しやすくなり、体にマイルドに全身的に効く天然のプロポリスの漢方同様の特徴を失うことも考えられます。
もし、プロポリスの特定の含有成分のみを単離し、西洋医学的に利用するのであれば、同時にプロポリスそのものも併用したほうがいいのではないかと思います
それによって副作用の害をなくし、全身的に自然治癒力を高め、健康維持ができると思うからです。


飲みにくいからプロポリスは効く

天然のままのプロポリスは、けっして飲みやすいものとはいえません。
なかには、どうしても飲めないという方もいます。
これは、蜂ヤニと言われるぐらいプロポリスにはヤニ状の物質が含まれているからです。
特に、樹脂系といわれる松の木を中心としてミツバチが採集してくるプロポリスは、ユーカリ系に比べヤニ状物質が多く含まれています。
このニカワ状のヤニ物質は、植物精油、樹脂などの天然薬理活性物質を含有していて、人体にとっては有益なものです。

しかし、見た目や舌ざわりが悪いからというような理由で、界面活性剤やグリセリンモノ脂肪酸エステルなど、さまざまな添加物や薬品を使用して、このヤニ状物質を除去しているプロポリス製品が売り出されています。
こうした製品は、プロポリスに慣れていない人にとっては飲みやすいかもしれませんが、プロポリス本来の薬理作用が低下しているとも考えらます。
プロポリスのすぐれた薬効は、ミツバチの数万年にも及ぶ長い時間をかけての知恵により、もたらされたものです。
現在のプロポリス研究では分からない成分をも含む多種多彩な薬効成分が混在しあっていてこそ、相乗的にその作用を高めあっているのです。

自然のそのままの形で利用するのが、プロポリスの相乗作用を十分に引き出し、最も薬理効果が期待できるのです。
ですから、もし飲みやすさを考えるなら、あくまでもヤニ状物質を除去しない形での製品を開発すべきだと思います。
そうでないと、せっかく効果を期待したのに思ったほど効果が出ない、ということも起こってくると思うのです。

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